愛する我が子が癌と診断されたとき、親に何ができるのでしょうか。
突然突きつけられた現実にうろたえ、狼狽することも少なくありません。
しかし、親には動揺する暇はほとんどなく、子供のために何が出来るかを考えなければいけません。
今回は我が子が癌と診断されたときに親ができることを体験談を通してお話します。
我が子が癌と診断されたとき【体験談】
我が子が癌と診断されたとき、まず思ったことが「何かの間違いだ」「他の子の診断結果ではないのか」「自分だったら良かったのに」ということでした。
現実を受けいれられず、先生の説明も耳に入ってきませんでした。
他の病院では違う結果がでるのではと、色々な病院で検査しましたが結果は同じ。
「我が子が自分より先に逝くかもしれない」という恐怖に頭がおかしくなりそうでした。
しかし、うろたえてばかりいるわけにはいきません。
我が子に何をすべきか、どんな治療があるのかを考えていかなければいけませんでした。
我が子が癌と診断された親に知ってほしいこと、できること
- 前向きな気持ちでいる
- 子供の前では笑顔でいる
- 克服した体験談を読む
我が子が癌と診断されたとき、親に心に留めておいてほしいことがいくつかあります。
それは当時、娘が癌と診断されたときにできなかったことで今でも後悔していることです。
親に何ができるのか、できることはたくさんあります。
私のような後悔をしてほしくないので読んで下さい。
前向きな気持ちでいる
我が子が癌と診断されると、これからのこと、治療のこと、治るのだろうかという不安で心が押しつぶされそうになります。
しかしここでネガティブな気持ちにならないようにしましょう。
親のネガティブな気持ちは子供に伝わります。
「この子は絶対治るんだ」「私たちが治してみせる!」と前向きな気持ちを持ってください。
子供の前では笑顔でいる
お父さん、お母さんの不安そうな顔や悲しい顔は子供にとって大きな不安要素です。
お子さんの前では笑顔で明るく振舞うことを意識してください。
どうしても泣きたくなることはあると思います。
そういうときはトイレにいったり、お風呂に入りながら涙を一緒に洗い流しましょう。
私も娘の前で泣けてくるときは「パパ、ちょっと電話かけてくるからね」といって病棟のトイレに駆け込み、涙を流したものです。
克服した体験談を読む
インターネットにある同じ病気の体験談のブログの中で、無事に病気を克服した体験談を多く読むのもおすすめです。
「これだけたくさんの子たちが病気に勝ってるんだから、うちの子も大丈夫!」という気持ちをしっかり持つようにしてください。
コメントなどを使ってブログ主と連絡をとってやりとりするのも貴重な体験談を得ることができるでしょう。
さいごに
娘が癌(白血病)と診断されたとき、文字通り目の前が真っ暗になったのを昨日のことのように覚えています。
娘はただの風邪だ、これは何かの間違いだという思いが頭の中をぐるぐる回り、その場で現実を受け止めることは到底出来ませんでした。
それからの闘病生活、娘はとてもがんばってくれました。
つらい治療や検査に弱音を吐かず、私たちの前では笑顔でいてくれた娘。
親として当時できることを精一杯したつもりですが、それでも今振り返ると「もっとこうしてあげたらよかった」という気持ちはあります。
これを読んでくださってくださってる方にはこういった後悔を少しでも減らしてくれたらと願っています。

コメント