がんの痛みの伝え方。自分の言葉で伝えることの大切さ。

がんの闘いは痛みとの戦いでもあるといわれています。

がんの痛みの伝え方。自分の言葉で伝えることの大切さ。

痛みを把握しそれに応じた疼痛ケアを行い、痛みの少ない時間を長く作ることが、有意義な毎日へとつながります。

そのためには、がんの痛みをきちんと医療スタッフをはじめとする周囲に伝えることが重要です。

今回はがんの痛みの伝え方について、がん患者と一緒に戦った家族の視点から思うことを書いていきます。

がんの痛みの伝え方

がんの痛みの伝え方。自分の言葉で伝えることの大切さ。

今回の痛みのお話は、過去に妻の担当医が話してくれたことを元にまとめています。

がんの治療において、医師に自分の痛みを正確に伝えることは非常に重要です。

痛みというのは主観的で他人からは分かりにくいです。

やみくもに「痛い痛い」と訴えても、どこがどのように痛いのかが把握できないため、必要に応じた治療ができません。

患者さんが自分が感じている痛みを細かく正確に伝えることが、より適切な疼痛ケアにつながります。

それでは、どのように伝えていけばよいのでしょうか。

痛みを伝えることにおいて、抑えてほしい5つのポイントがあります。

スポンサーリンク

1:痛みがいつ始まったか

まず、痛みがいつから始まったかを伝えましょう。

「朝起きたときから」「昼間本を読んでいたら痛くなってきた」など、痛みが始まった時期はいつからなのかを把握することが重要です。

医師は痛みが始まってから経過した時間から、症状がどの程度進んでいる等を判断する材料になるためです。

2:痛みは続いているのか

痛みは今も続いているのか、断続的なのか、一過性の痛みなのか、今は痛くないのか、なども医師にとっては重要な判断材料です。

3:痛みが強まる、弱まることはあるのか

「腕を動かすと痛みが増す」「おなかをさすると痛みが弱まる」など、行動によって痛みの強さが変わるのかを伝えましょう。

4:痛みの範囲はどのくらいか

痛みの範囲はどのくらいなのかも重要な要素です。

部分的なのか、広範囲なのか、点在して痛むのかを医師に伝えてください。

5:痛みがどの程度我慢できないものなのか

「眠れないほど痛い」「立っていられないほど痛い」「仕事に集中できない」など、痛みの程度や我慢できる痛みなのかどうかも大切です。

擬音を上手く使ってがんの痛みを伝える

がんの痛みの伝え方。自分の言葉で伝えることの大切さ。

「ジンジン」「ヒリヒリ」「チクチク」「ズンズン」「ズキズキ」など、擬音を上手く用いて痛みを伝えることが非常に重要だと妻の主治医は言っていました。

擬音によって、痛みの深さや内臓の由来の痛みなのか、神経の由来の痛みなのかが医師はわかるそうで、重要な情報だそうです。

がんの痛みは我慢しないこと

がんの痛みの伝え方。自分の言葉で伝えることの大切さ。

「痛がると迷惑かけるかも」「痛み止めばかり使うと中毒になりそうだから、本当に痛いときだけ使いたい」という人がいますが、これは間違いです。

痛みがあると大きなストレスになり生活の質が低下するばかりでなく、病気と闘おうという気力を削いでいってしまうでしょう。

痛みを我慢せず、しっかり痛みを伝えて、治療や投薬で痛みをとっていくことが大切です。

がんの痛みは、痛み止め(医療用に処方される麻薬を含む)を適切に使用することでほとんど抑えられます(骨転移の痛みは難しいところがあります)。

さいごに

がんの痛みをどのように伝えるかは、治療を進めるために非常に重要です。

今回紹介した5つのポイントにそれぞれ分けて、痛みを説明できるようになることで、医療スタッフも把握がより正確になり、あなたの感じている痛みに適切な治療がされるはずです。

特に擬音で痛みを伝えることが重要というのに驚きました。

これを読んで痛みを正確に伝えることの重要性、伝え方について考えて頂けると嬉しく思います。

コメント