小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと。実は傷つけている言葉。

小児がんの我が子や知人の子供に「治ってほしい」「励ましたい」「治療に前向きになってほしい」という思いでかけた言葉が実は傷つけてしまっていることがあります。

小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと。実は傷つけている言葉。

小児がんで旅立った娘、娘を支えた日々を思い出しながら小児がんのお子さんに絶対言ってはいけないことを私なりにまとめました。

参考にしてみてください。

小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと

小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと。実は傷つけている言葉。

私は過去に小児がん(白血病)で小学校入って間もない娘を亡くしています。

娘の闘病生活の中で「言うべきではなかった」という言葉がいくつかありました。

もちろんそのときは娘のことを思って言ったのですが…。

後から考えると娘を深く傷つけてしまったということがあり、罪悪感に突き落とされました。

今でもそのときのことを思い出すと娘に謝りたい気持ちでいっぱいになります。

今回はそんな思いをされる親御さんや周囲の方が増えないよう、経験を通して書き残していきます。

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1.「飲まないと死んじゃうんだよ!」

小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと。実は傷つけている言葉。

娘は毎食後に飲む薬が嫌で嫌でしょうがありませんでした。

粉にするととても苦いため、カプセルの薬だったのですが、カプセルを水と一緒に丸呑みするのも娘にとって非常に苦痛でした。

時には1時間以上薬が飲めずに格闘したことがあります。

そのとき感情的になり「飲まないとしんじゃうんだよ!」と言ってしまいました。

すぐに「言ってはいけなかった」はっとしましたが、うつむいて涙をためてがんばって薬を飲もうとする姿に、ひどいことを言ってしまったと悔やみました。

こういった経験をしてしまった親御さんは意外と多いのではないでしょうか。

薬をなかなか飲んでくれない我が子につい感情的になってしまったこと。

言ってはいけないとわかっていても、思わず口にでてしまうことありますよね。

言ってしまったら「ごめんね、言い過ぎたよ、好きで薬飲むわけじゃないよね、ごめんね」と抱きしめてほしいと思います。

2.「また着替えなきゃ…」

小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと。実は傷つけている言葉。

治療の過程でやむをえず、尿路カテーテルを通したり、治療用のドレーンや点滴を体に留置する生活をしなければいけないときがあります。

そのとき、カテーテルのずれや抜けなどでお小水が漏れてしまったり(おねしょ)、体からの廃液が漏れ出て病着や洋服を汚してしまうことがあるでしょう。

思わず「また着替えなきゃ」と言ってしまうかもしれません。

しかし、これはお子さんにとってはとても傷つく言葉です。

お子さんも好きでおねしょをしているわけではありません。

お子さんは「また汚してしまった」「ごめんなさい」と申し訳ない気持ちになってしまいます。

治療中は洋服やシーツは汚して当たり前なのです。

3.「がんばってね」「がんばりなさい」

小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと。実は傷つけている言葉。

この言葉はお子さんに限らず、大人のがん患者も言われたくない言葉に挙げています。

お子さんは痛い注射、手術、不自由な入院生活、外に出られないストレスなどさまざまなことを本当にがんばっています。

それなのに「がんばれ」といわれたら、これ以上もっとがんばるの?とつらい気持ちになってしまうのです。

お子さんを励ますつもりでかけた言葉でも、お子さんにとってはつらい一言として受け止められることもあることを知ってほしいのです。

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小児がんの子供に絶対言ってはいけないこと。実は傷つけている言葉。まとめ

我が子や知人の子を励ましたい、元気付けたい一心でかけた言葉が、お子さんを傷つけているとしたら。

それは双方にとってとてもつらいことです。

薬が飲めないこと、病着を汚してしまうことは珍しいことではありません。

結果はどうであれがんばっていることには変わりはないのです。

がんばっているお子さんにもっとがんばってもらう言葉ではなく、「がんばっているね」と、がんばっている事を理解する表現で伝えるだけでもお子さんはとても喜びます。

お父さん、お母さんの一言でお子さんは病気に立ち向かう勇気が100倍にも1000倍にもなるのです。

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