4人に1人ががんになるといわれた近年、がんと診断された家族や友達のお見舞いに行くことは珍しいことではありません。
しかし、がん患者へのお見舞いで絶対にやってはいけないことがいくつかあります。
今回はそんながん患者のお見舞いでやってはいけないことをまとめてみました。
知らず知らずのうちにやってしまって迷惑をかけてしまったということがないように、しっかり確認しておいて下さい。
がん患者のお見舞いでやってはいけないこと
- 子供を連れて行くこと
- 香水をつけてくること
- 長居すること
病院はがん患者だけでなくさまざまな病気や怪我などで入院している人とその家族がいます。
大声で騒いだり、走り回ったり、大人数で押しかけることはもちろんやってはいけません。
その中でもつい気づかずにやってしまいがちな「がん患者にとってやってほしくないこと」をまとめました。
子供を連れて行くこと
子供をお見舞いに連れて行くことは原則やめましょう(病院でも禁止になっているところは多いです)。
子供が院内の病原菌に感染してしまうこと、逆に子供が外から持ち込んだ病原菌が院内に広まってしまうことの両方を防ぐためです。
特に入院中の患者さんは病気に対する抵抗力が弱っており、子供にとってはなんでもない病原菌で重症になる場合があります。
そういった感染症を回避することから、子供をお見舞いに連れて行くことは避けましょう。
香水をつけてくること
がん患者さんは抗がん剤の影響でにおいや音に非常に敏感になっていることがとても多いです。
私の妻はオレンジジュースのにおいに敏感になり、私はほとんど感じないような程度でも強い吐き気に苦しんでいました。
こういった理由から抗がん剤だけでなく、他の薬の影響で過敏になっている患者さんは意外と多いため、香水をつけてお見舞いに行くことはふさわしくありません。
長居すること
入院している患者さんの多くは健康な人に比べて体力が低下しています。
会話をするだけでも体力を消耗したり、面会後疲れてぐっすり眠ってしまうことも珍しくありません(私の妻がそうでした)。
お見舞いに行く際は事前にアポイントをとるようにしてください。
検査が入っていたり、面会に制限がでている場合はお見舞いできません。
面会は1回15分程度、長くても30分程度が良いでしょう。
さいごに
【がん患者へのお見舞いでやってはいけないこと】
- 1.子供を連れて行くこと
- 2.香水をつけてくること
- 3.長居すること
実際に妻のがん闘病で経験したことを通して書きまとめました。
「子供の元気な顔をみせたい」という気持ちは至って自然ですし、余所行きに硬水をつけて行くことも普段の生活においてはごく普通のことです。
しかしほんの少しの香水、雑音、ちょっと長い会話は、がん患者さんにとって負担になることもあります。
お見舞いの際は華美な装飾は避け、質素な服装で短時間で済ませるように心がけるようにしてください。
※がん患者に言ってはいけないことをこちらでお話しています。あわせてチェックしてみてください。

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