抗がん剤治療を受ける人にかける言葉3つ。私が嬉しかったこと。

友人や家族、大切な人ががんになり、これから抗がん剤治療に臨むことになったとき、周囲はどんな言葉をかければいいのでしょうか。

抗がん剤治療を受ける人にかける言葉3つ。私が嬉しかったこと。

妻が抗がん剤治療を受ける姿を実際に間近でみてきた私が思う、「抗がん剤治療を受ける人にかけて欲しい言葉」を書き残していきます。

参考になってくれるはずです。どうぞお読み下さい。

抗がん剤治療を受ける人にかける言葉3つ

抗がん剤治療を受ける人にかける言葉5つ。私が嬉しかったこと。

  • 「がんばるのは先生方だから、あなたはゆったりした気持ちで入れば大丈夫よ」
  • 「一人じゃないから。いつもみんなここにいるよ。」
  • 「何かあったら夜中でもいいから連絡してね」

これらの言葉は実際に大腸がんで闘病していた妻が、抗がん剤治療前~治療中に周囲からかけられた言葉の一部です。

妻が遺した日記の一部から「うれしかったこと」として残っていた部分を抜粋しました。

感じ方や受け取り方は人それぞれで、必ずしも当てはまるわけではありませんが、「一人じゃないこと」「周囲をいつでも頼って欲しいこと」「大丈夫だよ」と伝えられれば良いのではと思います。

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抗がん剤治療の励まし方:1「がんばるのは先生方だから、あなたはゆったりした気持ちで入れば大丈夫よ」

患者さんに声をかけるとき、思わず「がんばって!」「がんばれ!」って声をかけたくなると思います。

でもこれはふさわしくありません。

なぜかというと、患者さんはすでに精一杯がんばっているからです。

そこに追い討ちをかけるように、さらにがんばれというのはプレッシャーにしかなりません。

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逆に、がんばろうとしないでよい、がんばってくれるのは病院の先生方だからね、気持ちをゆったりね。というニュアンスで伝えてください。

がんが発覚してから患者さんはゆっくりする、リラックスすることをずっと忘れていたことと思います。

だからこそ、今ゆったりした気持ちを取り戻して欲しいという思いをこめて欲しいと思うのです。

抗がん剤治療の励まし方:2「一人じゃないから。みんなここにいるよ」

これは私が妻に言った言葉です。

がんが発覚すると、「私だけがこんなことになるなんて」「どうして私ががんに?」という気持ちから孤立感を強めていく傾向にあります。

心配させたくないからこそ、家族や周囲の人に告げることもできず、一人で苦しんでしまうのです。

抗がん剤への不安もまったく同じです。

抗がん剤にはどんな副作用があるのか、何がおこるのかわからない恐怖と不安で患者さんの心は押しつぶされそうになっています。

そこで「一人じゃないこと」「手探りで届く距離にみんながいること」をしっかり伝えてあげてください。

がん闘病は精神力がとても大切です。

その精神力の源は周囲の暖かい支援や応援なのです。

抗がん剤治療の励まし方:3「何かあったら夜中でもいいから連絡してね」

「何かあったらいつでも連絡して欲しい」という言葉は、思っている以上に患者さんの心を落ち着かせ安心させてくれます。

その中でも妻は「夜中でもいいから連絡して欲しい」という部分に、『ああ、本当に遠慮なく連絡して大丈夫なんだ』と安堵したそうです(妻の日記より)。

時間に制限の無い「いつでもいいから」という部分を「夜中でも」としたことで、具体的に遠慮はいらないということが伝わったのだと思います。

この言葉を妻に言ってくれたのは、妻の趣味(宝塚ファン)仲間のKさんでした。

Kさんの言葉がどれだけ妻の救いになってくれたでしょうか。

本当に、本当にありがとうございました。

さいごに

抗がん剤をこれから受ける患者さんは、副作用や抗がん剤がうまくきかなかったらという不安で心がいっぱいになっています。

周囲に頼りたくてもどう頼ればいいのかわからない人も多いと思います。

そんな患者さんの「気持ちを先回り」して言葉をかけられたら、患者さんは心から安堵してくれることでしょう。

患者さんが一番つらいことは、病気が治らないことではありません。ともに闘ってくれる人がいない(と思う)ことなのです

あなたの言葉で10倍、100倍の強さを患者さんは得られるかもしれません。

言葉をかけてあげてください。

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