末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。

末期がんと診断された家族、大切な人が「旅行に行きたい」と言ったとき、家族には何ができるのでしょうか。

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。

希望をかなえてあげたいけど、万が一のことがあったら、旅行先で何かあったらと不安もあると思います。

今回は、末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点を、私が末期がんの妻と一緒に旅行した体験を元に書いていきます。

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。

  • 海外旅行は避ける。
  • 旅行先の病院へ紹介状をかいてもらう。
  • 薬などは予定日数以上もって行く。
  • 異変を感じたら予定を変更・調整する。

末期がん患者を安全に旅行に連れて行く際、いくつかの点を守って欲しいと思います。

旅先で何かあっても対応できるよう、二重三重の対策をしておきましょう。

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海外旅行は避ける。

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。
海外旅行は移動に体力を使うのももちろんですが、「保険が利かない」「万が一のことが起こった際、ご遺体を持ち帰れない可能性がある」といった難点があります。

加えて文化の違い、言語の違いなど、国内旅行に比べて精神的に気を使う箇所が多い点も気になります。

こういった点から、日数、距離に関わらず、旅行は国内旅行をおすすめします。

旅行先の病院へ紹介状をかいてもらう。

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。
旅行先が決まったら、滞在地に近い病院に紹介状を書いてもらうようにしましょう。

万が一体調に変化があった場合、紹介状があるのとないのでは、適切な医療を受けるのに時間がかかってしまいます。

患者さんがどのような治療を受けていて、病状はどういった状態で、どんな薬を投薬しているのか、病院が把握しておくことは沢山あるからです。

非常時に可能な限り万全な医療を受けられるよう、紹介状を出すようにしましょう。

紹介状を書いてもらう費用は病院によって異なりますが、1000円前後です。

薬などは予定日数以上もって行く。

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。
旅行先では何があるかわかりません。

薬を落として飲めなくなったり、薬入れを紛失したりということも考えられます。

旅行予定日数の+1~2日ほど余分に薬を持参しましょう。

また、薬はいくつかに分けてしまっておくと、紛失した時にすべて失うリスクを回避できます。

異変を感じたら予定を変更・調整する。

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。
旅先で体調が悪くなった、旅行を続けるのに支障が出てきた場合は、旅行の日程を調整、変更をしましょう。

例えば、1日目に朝からテーマパークの予定だったけれど、疲れがでてきているので、様子を見て1日目のテーマパークは午後からに変更する等です。

体調次第では、最悪、旅行の繰上げ、中止も視野に入れることを、患者さんには伝えておきましょう。

がんで一番怖いのは急変です。

無理をしたら取り返しのつかない事態になることも決して珍しくないのです。

旅行は少なからず人ごみの中を移動します。

患者さんは抵抗力が落ちているので、旅行中はマスク、手洗いうがいをしっかりして感染予防に努めましょう。

がん患者を旅行に連れて行く際のおすすめの場所

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。
まず第一に前述したように国内旅行にすること、次に、患者さんが行きたいと望んでいる場所です。

希望の旅行先をよく下調べをしておきましょう。

旅行先が遠くなければ、実際に現地に向かって確認するのがより確実です。

遠くて厳しい場合ならインターネットなどで目的地の評判や特徴を調べて置いてください。

病院や休息がとれる施設、目的地や病院への最短ルート、目的地が施設の場合は、開館時間なども予めチェックしておく必要があります。

食事処は、食事制限があれば、それらに応じて場所を選びましょう。

制限がなければ、患者さんが望むところを選ぶと良いでしょう。

管理人のケース

末期がん患者を旅行に安全に連れて行く注意点とおすすめ場所。
私と妻(末期大腸がん)の最期の旅行は、沖縄でした。

夫婦とも土地勘が無いに等しく、旅行が決まってまず行ったことは目的地と周辺の地図の入念なチェックでした。

紹介状を書いてもらった病院はどこにあるのか、行くときの最短ルートは、かかるであろう時間はなど、大学ノート一冊が、丸々下調べ用ノートになりました。

妻の希望をかなえたい、そして遺されるであろう私も、悔いの無い旅行にしたい。

妻が旅行の間、痛みを訴えることなく、笑顔でいてくれるにはどうすればいいか、ずっと考えました。

幸い、旅行は危惧していたようなトラブルはなく、順調に終えることができました。

旅行当日まで、正直とりやめたほうがいいんじゃないか、旅行先で何かあったら…という心配ばかりしていました。

今となって思うことは、旅行準備は大変だった、気苦労もあったけれど、旅行にいって本当に良かったと思っています。

旅行でみせてくれた妻の笑顔、思い出が、遺された私の生きる糧になっています。

さいごに

  • 旅行先の病院の紹介状をかいてもらうこと。
  • 事前にできる範囲で下見や旅行先の情報を仕入れておくこと。
  • 薬などは予定日数以上を準備し、いくつかにわけて持っておくこと。
  • 異変を感じたら無理せずにスケジュールを変更すること。

患者さんが行きたい場所、やりたいことはできる限りかなえたいというのが家族です。

体調や病状の急変も十分考えられますので、主治医と緊密に連絡をとっていってください。

旅行先の下見や病院への紹介状作成は大変ですが、安全性が格段に高まります。

旅先での非常時にあわてることがないように、絶対に済ませておきましょう。

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