小児がんの退院後の生活と心のケア-娘のがん闘病記から-

小児がん治療を乗り越え、退院の日を迎えられたお子さん、ご家族の皆さん本当におめでとうございます。
小児がんの退院後の生活と心のケア-娘のがん闘病記から-
退院後の生活はお子さんにとっても、ご家族にとっても不安を感じることがあると思います。

今回は、娘のがん闘病記から、小児がんの退院後の生活と心のケアについてお話していきます。

発病前と同じ生活に戻れるようサポートしていく

小児がんの退院後の生活と心のケア-娘のがん闘病記から-
退院後は投薬や放射線治療、通院を通して、可能な範囲で発病前と同じ生活に戻れるようになることがひとつの目標です。

退院後の生活上での注意事項は、小児がんの種類や治療の経過によって異なります。

主治医に生活上での留意事項などを事前によく確認しておきましょう。

投薬、抗がん剤治療を通して、子供の抵抗力や免疫力は発病前と比べ低下しています。

子供は自分の体力の限界を考えず、知らずに無理をしてしまいますので、ご家族で消耗し過ぎないように注意する必要があります。

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学校に戻る上での心のケア

小児がんの退院後の生活と心のケア-娘のがん闘病記から-
学校に復学させる時期については、担当医との話し合いで決定されますが、大切なのは復学におけるお子さんの悩みを受け止めることです。

お子さんにとって、長く学校を休んで久しぶりに学校にいくのは、大きなプレッシャーです。

特に抗がん剤治療で脱毛などがあると、「いじめられるのではないか」という不安も生じます。

お子さんが感じている不安をよくききとって、学習の遅れ、体育の制限、友人関係の悩みなどの課題を担当医、家族、学校担任などと話し合いながらひとつずつクリアしていく必要があります。

感染に気をつける。

小児がんの退院後の生活と心のケア-娘のがん闘病記から-
日常生活において、第一に感染予防に努めることが必要です。

抗がん剤治療や薬物療法を受けると、免疫機能が低下することによって、通常では感染しないような感染症に感染しやすくなります。

手洗いうがいをしっかりして、外出時はマスクを着用して人ごみはできるだけ避けましょう。

入浴の際もしっかり体中を洗い、清潔な寝具、寝巻きを着用させましょう。

特にインフルエンザやはしかなどが流行している時は外出を控え、担当医の指導のもと、予防接種を受けさせてください。

食生活について

食生活については、担当医の指導のもとバランスの良い食事をとりましょう。

食欲がない時は、ゼリーやおかゆ、スープ、他、お子さんが食べたいもので良いでしょう。

娘の白血病闘病記より

娘が退院できたのは1ヶ月足らず、学校にいけたのはわずか2日でした。

白血病治療で最初に行う治療(寛解導入療法)で寛解にもっていく事ができ、抗がん剤投与の化学療法を通して退院できました。

寛解とは病気が落ち着いている状態で、完治とは違います。

通院しながら治療し、退院の期間を延ばしていくのが目標という事で、「このまま治るかもしれない、治って欲しい」と思ったものでした。

学校の協力のもと、マスクをつけ、妻の送り迎えで復学できました。

娘は久しぶりの病院に気恥ずかしさもありましたが、友達の顔をみて本当に嬉しそうに教室に入っていきました(妻の当時の報告です)。

しかし、復学した週末、発熱を訴え病院へ。

あまりに早すぎる再発でした。

>>小児がん闘病記~白血病発病から最期まで~

さいごに

小児がんの治療を乗り越え、退院し日常生活に戻れるようになったときは、今まで以上に衛生面や体力維持、食生活に気を配らなければいけません。

それ以上にお子さんが抱える、勉強の遅れや、友人関係など復学への不安をしっかり受け止めて、医師、学校と密に連携をとってサポートしていってください。

今まで以上に感染症にかかりやすくなっていますので、外出時のマスク着用、帰宅時の手洗いうがい、着替えをしっかりしましょう。

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