がん患者を前向きにする3つの言葉。“励まそう”としなくていい。

がん患者にはどのような言葉をかけたら励ますことができるのか、周囲から私はよく質問されます。
がん患者を前向きにする3つの言葉。“励まそう”としなくていい。
私はそのたびにこう答えます。「励まそうとしなくていいんですよ」と。

今回は、娘と妻をがんで失った経験から、がん患者を前向きにする言葉を書いていきます。

励まそうと意識し過ぎるのはかえってよくない

がん患者を前向きにする3つの言葉。“励まそう”としなくていい。
家族や友達ががんになってしまうと、「どうにかして励ましてあげたい」「勇気付けてあげたい」と思い、言葉を吟味すると思います。

私の経験ですが、「励まそう」と力み過ぎなくて良いんです。

患者さんは「がん」という、非日常に近い状況に置かれ、将来や治療の不安で頭がいっぱいです。

だからこそ、友達や家族の「ありふれた言葉」「何気ない言葉」をとても喜びます。

また、患者さんは「自分の話を聞いてほしい」という気持ちがあります。

「調子どう?」と、患者さんが心情を吐露しやすい雰囲気をつくり、聞き手側に回ることも非常に大切です。

「今こうして一緒の時間を共有できること」にフォーカスを合わせることができたら、それが一番患者さんにとって嬉しいことなのです。

抗がん剤の副作用のひとつに「うつ症状」があり、あなたの言葉を前向きに受け止められないこともあるかもしれません。

そういうこともあることを、周囲は知っておきましょう。

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がん患者を前向きにする3つの言葉

がん患者を前向きにする3つの言葉。“励まそう”としなくていい。

  • 「今度退院したら~へ行こう!」
  • 「階段を登るようにひとつずつ良くなっていこう」
  • 「がんばるのはあなたじゃなくて、お医者様だから」

あくまで私が経験した中で、末期がんの妻が前向きになれた言葉です。

すべてのがん患者さんに当てはまるものではありませんが、「こういう感覚で声をかければいいんだ」「会話すればいいんだ」というのを感じてくれたら幸いです。

「今度退院したら~へ行こう!」

がん患者を前向きにする3つの言葉。“励まそう”としなくていい。
数日後、1ヵ月後など近い未来のイベントを一緒に共有することは、患者さんにとって今の治療を頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

また、「一緒にやろう」と声をかけるこで患者さんは「一緒に共通の目標ができた」ことになります。

これは患者さんはもちろん、周囲にとっても、よい相乗効果となります。

「階段を登るようにひとつずつ良くなっていこう」

がん患者を前向きにする3つの言葉。“励まそう”としなくていい。
これは妻が見舞いにきた趣味仲間(宝塚ファンでした)からかけてもらった言葉です。

早く治したい、治りたいと焦っていた心が落ち着いた、少しずつ目の前の課題をクリアしていこうと思ったら気持ちが楽になったと言っていました。

焦ることはありません。

医療チーム、周囲のサポートをうけて二人三脚でひとつずつ治していく気持ちが大切です。

「がんばるのはあなたじゃなくて、お医者様だから」

がん患者を前向きにする3つの言葉。“励まそう”としなくていい。
「がんばれって言われるのが辛かった、だからこそこの言葉に救われた」妻が遺した言葉です。

誰に言われたのかは忘れてしまいましたが(担当していた婦長さんだったと思います)、お医者様を信じて任せようという気持ちにもなったとも言っていました。

がんばれと励ますのは、実はがん患者にとって、とても辛い言葉だという事を知っておいて下さい。
参考家族がガンになったら絶対してはいけないこと、言ってはいけない言葉。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

がん患者の言葉のかけ方、励まし方というのは誰もが悩み考えます。

なんと声をかけてよいのか分からず、傷つけてしまうのではないかと、言葉に自信がなくなることもあります。

しかし、気負うことはありません。

普段どおりに顔をみせて、声をかけて、近い未来を一緒に共有すること、聞き手側に徹することを心がけるだけで十分なのです。

声がかけづらいからと、お見舞いにいかなくなる、顔をださなくなることは、患者さんにとってとても悲しいことです。

共通の趣味の話題、楽しかったことなど日常の話題でいいのです。

できる限りお見舞いに行くようにしてください。

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