妻や夫が癌になったら。離婚を考えてしまうとき。

愛する伴侶が癌と診断されたとき、「離婚」の言葉がよぎる夫婦は珍しくありません。
妻や夫が癌になったら。離婚を考えてしまうとき。
仕事のこと、経済的なこと、これからの治療や生活設計への不安など、現実をみたらキリがありません。

今回は妻や夫が癌になったときに離婚を考えた人に送ります。

妻が癌になって離婚を考えるとき

妻や夫が癌になったら。離婚を考えてしまうとき。
妻が癌になって離婚を考えるときの主な理由は以下のものがあります。

  • 子供を望めなくなった。
  • 妻の心労や苦しみを受け止める自信がなくなった。
  • 生活費に加え治療費がかさみ、自分の稼ぎだけではやっていけなくなった。
  • 病状に無関心で治療について話しても生返事で不信感が募った(妻側の意見)。

このようにずっと妻を支えられない、治療の見舞いや介護で仕事に支障をきたさないかなど、将来のことや、自分の肩にかかる重責を強く感じてしまうのです。

妻自身も、がんになってしまったことで、夫の言動や行動に敏感になり理解されていない、私だけが辛いと感じ、夫の優しさに背を向けてしまっていた、という流れです。

こうしてすれ違いが大きくなり、夫は妻との意思疎通が果たせないことを理由に離婚を考えるようになります。

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夫が癌になって離婚を考えるとき

  • 経済的に不安になった。
  • 日ごろからタバコ酒を控えるよう言っていたのに無視し続けたから。
  • 「残りの時間を悔いなく過ごしたい」と浮気されてしまった。

夫が癌になって離婚を考えるとき、妻の思いは「経済的な不安」というのが一番多く、次いで夫の自暴自棄に近い発言、行動に支えきれなくなったという声もありました。

特に夫との関係で我慢を強いられていた人ほど(経済/発言など)、夫が癌になり精神的に弱ったところで離婚を告げるケースが多いようでした。

普段の不摂生を戒める妻の忠告をないがしろにしてきた結果、がんになってしまったと言われ、愛想をつかされてしまい、離婚を迫られることも少なくありません。

妻の日ごろの注意や忠告を聞き流さず、理解を示す姿勢も大切です。

妻や夫が癌になったときに考えて欲しいこと

妻や夫が癌になったら。離婚を考えてしまうとき。
癌はその人の命を奪いかねない重大な病です。

そのため、伴侶が癌になったことで、それまでの人生設計や、将来の展望が根底から崩れ、悲観する人も多いでしょう。

配偶者の癌が原因で離婚となると、周囲の冷たい視線や、「薄情だ」といった批判も受けることも当然として考えられます。

しかしながら、このような事態になった場合、夫(妻)の気持ちを汲み取ると共に、あなたと家族(子供)の今後の生活を考え、ベストな結論が出せるように心がけることが大切です。

離婚を即断する前に、今後の生活、婚姻費用、治療費、離婚を提案した側は慰謝料などを専門家に相談し、何度もよく考えて、後悔のないようにしてください。

私の妻が癌になったときの話(体験談)

「あなた、離婚してください」

妻が癌になって癌を告知した後、一度だけ妻から離婚を申し出られたことがありました。

私は何をばかなことを、とすぐに否定しましたが、「私たちは愛する娘を失った。あなたに妻を失う経験までさせたくない」と泣きながら言いました。

私は妻の気持ちが痛いほどわかりました。

私が妻の立場ならそう言うでしょう。

しかし、私は離婚は考えられない、お前が娘の元に逝く日までお前のそばにいると、泣きながら言いました。

その後二人で肩を抱きながらずっと泣きじゃくったのを今も鮮明に覚えています。

確かに妻の闘病中の医療費や生活費について、経済的な心配が全くなかったわけではありません。

でも当時の私は、たとえ一文無しになってもいい、妻と1日でも長く過ごしたいと思ったものです。

仮に娘が生きていて、娘の将来や生活を考えなければならないという状況であったなら、多少は変わったかもしれません。

また、勤めていた会社ががんの闘病に対し、理解があり、付き添いのための半休や、有給を取り易かったのも大きかったと思います。

こういった状況でなければ、妻の希望を受け入れたかもしれません。

でもそれはもう考えても想像がつかず、今では答えがでないことなのです。

妻の闘病記はこちらです。どうぞ、読んでください。
>>妻の末期大腸がん闘病記-症状と発覚、永眠まで-

配偶者ががんになる=離婚は薄情なのか

妻や夫が癌になったら。離婚を考えてしまうとき。
配偶者ががんになってしまったとき、離婚を考えるというのは薄情にきこえるかもしれません。

辛いときこそ支えあうものだと。

配偶者ががんになるということは、生活面、経済面など様々な面で影響を及ぼします。

前述したように、それまでの夫婦関係でも変わってきます。

がんになったことが離婚のすべての理由とは限らず、実際は離婚を告げるキッカケになったというだけに過ぎないでしょう。

色々な家族の形がありますが、配偶者ががんになることで離婚を考えることは、薄情とは一概に言いがたいのではないでしょうか。

周囲は「薄情だ」「冷たい」と避難しがちですが、夫婦にしかわからないことは沢山あります。

大切なのは夫婦の繊細な問題に周囲は立ち入り過ぎず、夫婦がきめた結論を静かに見守ることです。

さいごに

妻の末期大腸がん闘病記-症状と発覚、永眠まで-
妻が、夫ががんになったとき、離婚を考える夫婦は今や珍しくありません。

経済的な問題、看病と仕事の両立、家族のこと。

様々な現実を突きつけられてしまいます。精神的なダメージはそれ以上に大きいでしょう。

特に夫婦のやり取りが上手く行かなくなること、諍いが増えてしまうことは本当に辛いことです。

離婚する前に本当に後悔しないのか、支えられるところはないのか、行政や市のサービスを借りて乗り越えられないのか、今一度よく考えてみて欲しいと思います。

コメント

  1. とむとむ より:

    妻の家庭を顧みない態度に嫌気がさし離婚を切り出す矢先に妻ががんになりました

    がんとは関係なく離婚したいのですがタイミング的に周りはがんになったからと批判しそうで辛いです

    妻のがんに動揺しないどころか労わって当たり前とますますヒステリックになった妻を視界に入れたくありません

    こういう時に支えあう夫婦でありたかった