友達や身近な人が、癌になってしまったとき、私たちはどのような接し方をすれば良いのでしょうか。
傷つけるのが怖くて、話す機会が遠のいたという人も多くいると思います。
しかしそれは友人にとって何より辛い事です。
今回は癌になった友達にできること、友達だからこそできる支え方を3つ紹介します。
癌の友達にできる3つのこと
- 顔をみせて普通に接する。
- 「体調どう?」「調子どう?」と話すきっかけを作る。
- 近い未来の楽しみを共有していく。
友達ががんになってしまったとき、これからどう接すればいいのか、なんて声をかければいいのかわからなくなるでしょう。
そのせいで足が遠ざかり、話してもぎこちなくなっては、友人も「がんだから避けられている」と思うかもしれません。
医療面や治療で役に立てなくても、友達にしかできない励まし方や役立ち方が絶対にあります。
それは医師にはできないことです。
顔をみせて普通に接する。
かける言葉がないからと距離をおくと、がん患者はますます孤独を感じてしまいます。
無理に言葉をかける必要はありません。
お見舞いとして顔をだしてくれるだけで十分嬉しいのです。
会話が続けられるか自信がない、無言の時間が生まれたらどうしようという人は、友人の好きなものや手土産を持参して、それらを話題のとっかかりにするのも良いでしょう。
参考がん患者に喜ばれるプレゼント5選-実際に嬉しかったもの-「体調どう?」「調子どう?」と話すきっかけを作る。
「体調どう?」「調子どう?」と話を切り出されると、自分の状況や、治療への不安など、今考えている事を吐露しやすくなります。
家族には言えないことも、友達だからこそいえることがあります。
友達が意思表示できるよう、話しやすい流れを作ってあげてください。
時に八つ当たりや愚痴のような発言もあると思います。
思わず反論したいことがあっても、ぐっとこらえて「うん、うん、そうだね」「そうだよね、辛いよね」などと相槌を打って聞き手側に回ることを心がけてください。
患者さんは会話に解決を求めているのではなく、会話で思いを吐き出すことで心のバランスをとろうとしているのです。
参考がんの友人にかける言葉/できることと励まし方・応援メッセージ。近い未来の楽しみを共有していく。
「退院したらドライブへ行こう!」「今度外出許可下りたら映画に一緒に行こう!」というような近い未来の楽しみを提案、共有していきましょう。
その提案に患者さんも「この治療を終えたらがんばろう!」「次の外出許可までがんばるぞ!」と闘病生活に目標を持てることになるでしょう。
近い未来の楽しみは、患者さんにとって、毎日の治療のやる気へと繋がります。
総括
友達ががんになることで、それまでどこか遠い話だったような「がん」を身近に感じる事になります。
それと同時にどう接すればいいのか、何を言っても傷つけるんじゃないか、と不安になることもあるでしょう。
がんになってもあなたの友達であることは変わりありません。
友達が好きなものを手土産に、普段どおりの楽しい話題で、面会をあなたも楽しんで欲しいと思います。
コメント
今、一番大切な彼が癌と闘って居ます。おそらく 来年の桜見れないと思います。居なくなってしまう不安と寂しさに押し潰されそうです。彼は私には愚痴ひとつ言いません。もっといっぱい甘えて欲しい。最後まで私は彼と一緒に生きていきたい。彼は私の全てです。でも自分に負けそうになる。彼が大切で運命恨みます。変わってあげたい神様は不公平です。私から彼を奪わないで欲しい。