入院中、闘病中のがん患者にとって、周囲の人たちからの励ましの言葉や、贈り物は非常に嬉しいことです。
どのようなプレゼントが喜ばれるのか、嬉しいと思ってくれるのか。
私たち家族が実際に頂いて嬉しかったプレゼントを挙げていきます。
入院中のがん患者が本当に嬉しいこと
入院中のがん患者が本当に嬉しいことは、知り合いや友達のお見舞いです。
お見舞いには精神面を医者の治療以上に引き上げる効果があります。
そんなお見舞いに見舞い品/プレゼントを添えて、更に喜んでもらえたら…と思った人は是非ご覧下さい。
大人の塗り絵
妻は絵を描いたりするのが好きでしたので、「塗り絵」が好きでした。
集中していると退屈な入院生活の1日があっという間に過ぎますし、本当に良い時間つぶしになります。
色々な色を使って塗ることは精神的な癒し効果もあるそうです。
妻は仕上がった塗り絵に一句書いて仕上げていました。
「若草の茂る様子に色付けて 吾子のおもいで 色鮮やかに」(塗り絵より抜粋)
マジックハンド
周囲の介助を極力遠慮していた妻は、できる限り自分で自分のことをしたいと、このマジックハンドを求めました。
これでベッドから落ちた本やタオルを拾っていました。
また、備え付けの棚の上段からタオルなどを取る時もこれで棚を開き、取り出していました。
遠慮せずに私(筆者)に言いなさいといいましたが、「何もできなくなるのが怖いの。できるだけ体を動かしたい」と言っていました。
寝たきりになる寸前まで自分で体を動かしていた妻、本当に頭が下がる思いです。
写真
家族や友達、亡き娘の写真を入れた写真立てをいつもそばにおいていました。
写真立て自体は妻の友達がプレゼントしてくれ、それから妻がお気に入りの写真たちを入れていました。
片付けているときに、無意識に写真立てをしまおうとしたら「仕舞わないで。それだけは見えるところに置いておいて」と懇願されました。
一人病室で心細いとき、この写真をみて気持ちを整理していたのだと思います。
ふりかけ
※食べ物は患者さんの体調や治療状況で異なるので、プレゼント前に確認しましょう。
シャケ、たまご、おかか、うめ、わさび、焼肉などの色々な味のふりかけは、味のバリエーションを気軽に広げられるため重宝していました。
妻の妹がよく買ってきてくれ、特に「大人のふりかけ」を好んでリクエストしていました。
ストール
病着の上から気軽にはおれるので、入院中でもおしゃれが楽しめると喜んでいました。
点滴なども邪魔にならないので、入院されている人のおしゃれ着としておすすめです。
1着友人からプレゼントしていただき、もう1着私が買いましたが、袖を通すことなく天国へ行きました。
棺に入れて持って行かせました。
きっと天国で羽織ってくれているでしょう。。。
まとめ
入院している患者さんの大半はその一日の時間をもてあましています。
このほかに本やジクゾーパズルなど、患者さんの嗜好や希望にあわせて選ぶと良いでしょう。
少しでも多くの患者さんの入院生活が楽しく彩られますよう、願っています。
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