愛する人の死後、遺品整理をすることになったとき、まず何からはじめれば良いのでしょうか。
「思い出が詰まっているから捨てられない、でも整理しないわけにもいかない」と迷ってしまう人も多いと思います。
今回は、がんで逝去した人の遺品整理の仕方と時期。いつから行うべきかについて書いていきます。
がんで亡くなった人の遺品整理のタイミング
遺品整理は時間や労力だけでなく、精神的な疲労も非常に大きいです。
では、遺品整理を行うタイミングはいつがベストなのでしょうか。
「届の提出」「故人の契約サービスの解除」など、死去後に必要な手続を済ませた後、いつ頃のタイミングで遺品整理をするかに関しては個人差はありますが、主に下記のタイミングが多いようです。
- 初七日
- 最初の月命日
- 49日の法要
- 親族が集まった日
遺品の処分の仕方
遺品の管理というのは、簡単ではありません。
ものによっては保管が難しいものや、遺品の数が多いとどうしても処分しなければいけないでしょう。
また、生前の希望などで遺品となるものの処遇をきめる「生前整理」も今はよく行われています。
- 形見として保管する。
- 使えるものにリサイクルして手元に置く。
- 遺品整理業者に頼む。
形見として保管する。
これは手間が掛からず手早くできるので一番楽な方法です。
ただし、大きさによっては保管場所が必要だったり、何を形見として引き取るかで親族と揉めたりすることもあります。
私の場合、妻のネックレスと指輪を、義妹(妻の妹)と分ける際に少々揉めました。
使えるものにリサイクルして手元に置く。
衣類は端切れでカバーを作ったり、宝石は業者に頼んで石の部分を加工して他の宝石にしたりしてリサイクルして手元に置くのも良い方法です。
故人の持ち物を加工して手元に置くことで、故人を身近に感じることができ、遺された人にとっても癒しとなるでしょう。
遺品整理業者に頼む。
遺品が多い、多岐にわたるジャンル、大型品が多いというときは、遺品整理業者に依頼してまとめて整理する方法もあります。
私の場合、妻の生前の強い希望で、遺品整理を業者に依頼しました。
また、遺品だと分けるのにかさばってしまうという場合は、金銭にかえて、親戚などに分けるのも良いでしょう。
参考遺品整理のことで悩みなら【ライフリセット】
さいごに
遺品整理というのは遺された人にとって、体力的にも精神的にも辛いことです。
特にがんなどの大病で、「●●さんに~を遺したい」「△△さんに~を使って欲しい」と、患者さんが遺品について希望を述べている場合は、その意向に沿うようにしてあげてください。
思い出のものが多く残り過ぎる場合は、本当に大事なものだけ手元に残し、残りは業者に頼んで整理してもらうこともひとつの方法です。
遺品整理は、単に片付けという側面だけで泣く、残された人の心の整理、心の区切りにもなる大切な行為であると、私は考えます。
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