人口肛門/ストーマの精神的ケアについて。大腸がんなど。

大腸がんや直腸がんの手術後、人口肛門(ストーマ)を増設する人は結構多いです。
人口肛門/ストーマの精神的ケアについて。大腸がんなど。
私の妻は手術こそ間に合いませんでしたが(開腹したら末期だったため)、手術が上手くいけばストーマの話が出ていました。

今回は私なりに感じたストーマを増設した人への周囲や家族の精神的ケアについて書き残していきます。

人口肛門/ストーマとは

人口肛門/ストーマの精神的ケアについて。大腸がんなど。
ストーマとは、手術などによっておなかにつくられた排泄口のことです。

一時的なもの(治療進度によって元に戻す前提のストーマ)から、永久的につける場合もあります。

おなかから排泄しないといけない、自分で排泄を調整することができない(ストーマの先につけられた袋に溜めて出す方式です)、おなかから腸の一部が出ているということから、ショックを受けてしまうことが多いです。

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ストーマの患者さんへ家族ができる精神的ケア

人口肛門/ストーマの精神的ケアについて。大腸がんなど。
ストーマを増設するにあたり、患者さんは様々な精神的苦痛や悩みを背負うことになります。

・ストーマから排泄するイメージがわかない、こわい。

・ストーマをつけたことでの見た目(水着が着られなくなるなど)。

・においが気になる。

・入浴はどうすればいいのか。

こういった悩みをひとつひとつ噛み砕きながら、患者さんにストーマを受け入れてもらい、共存する前向きさを持ってもらうことが大切です。

  • そっと見守る。
  • ありのままを受け入れる姿勢を持つ。
  • ハプニングにも優しくケアをする。

周囲や家族ができる精神的ケアを探していきましょう。

そっと見守る。

ストーマを増設したばかりの患者さんは、突然変化した自分自身の排泄機能に戸惑い、大きなショックを受けています。

このショックは少しずつ収まってくるので、暖かく優しい気持ちでそばに寄り添い、見守ることに努めてあげて下さい。

時に患者さんは周囲に対して、投げやりな言葉を投げかけてくるかもしれません。

決して否定や意見をせずに聞き手に回るよう心がけると良いでしょう。

ありのままを受け入れる姿勢を持つ。

患者さんは排泄機能がかわってしまったことで、周囲に対し戸惑い、臆病になります。

「においがもれたらどうしよう」「ストーマ装具が破けたらどうしよう」といったことも気にしてしまいます。

ストーマをしていない人は「おなら」をします。

においがもれるのも、仕方ないことであり、おならとほぼ似たようなものです。

「ストーマになったから」という先入観を捨て、ありのままを受け入れる姿勢を持つように心がけてください。

ハプニングにも優しくケアをする。

人口肛門/ストーマの精神的ケアについて。大腸がんなど。
ストーマが漏れてしまうことで、衣服や寝具を汚してしまうという事は、少なくありません。

こういったハプニングは仕方が無いこととはいえ、患者さんは非常にショックを受けます。

換えのストーマパウチや着替えを用意し、迅速に着替えさせてあげましょう。

パウチの貼り替えはストーマ周りが汚れているとうまく定着しません。

入浴や暖かいタオルで拭いて皮膚の汚れを取り除いてから貼りましょう。

外出中に貼り替えないといけなくなったら、最寄の温泉の家族湯を利用するのをおすすめします。

パウチの漏れや破れは仕方がないことです。

「すぐに貼り換えようね」と優しく語りかけ、手際よく片付けるようにしましょう。

さいごに

大腸がんなどの手術でストーマになった人の精神的ショックは非常に大きなものです。

これまでの排泄機能から全く変わり、今までどおり生活できるのか、周囲に迷惑をかけないか不安になります。

日常のストーマケアがきちんとなされていれば、今までどおりの生活を送ることができます。

観光地などでもストーマの人専用のお手洗いも増えてきました。

周囲もストーマであることを意識し過ぎず、これまでどおり穏やかに接していくことが大切になります。

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