がんと診断されると、ほとんどの人は気が動転し、今後のことは何も考えられない状況に陥ります。
しかし、そのような中でも、今後の生活や治療方針などの現実問題を少しずつ考えていかなければいけません。
今回はがんと告知・診断されたとき、3つのやるべきことを書き残していきます。
がんと診断されたときにやるべき3つのこと。
今回は私の妻が肝臓がんと診断されたときからつけていたノートや、妻と闘病生活を共にした中で私自身が感じたことを元に書きこのしていきます。
考え方、捉え方には個人差があります。あくまで一例です。
- 自分の気持ちと客観的に向き合う。
- 病状、治療方針を把握する。
- 一人で抱え込まず、話せる仲間や闘病経験談を読む。
自分の気持ちと客観的に向き合う
がんと告知・診断された直後は現実を受け入れられず、動揺するばかりで何をすれば良いのか全くわからなくなります。
少しずつ現実を受け入れ、考えられるようになったとき、自分の気持ちと客観的に向き合えるようになります。
参考告知を受けたがん患者の心理と家族ができる看護「私は何ができるのか」「私は何をしたいのか」「私はがんとどうやって戦い、付き合っていくか」
ひとつひとつ考えてみてください。
病状、治療方針を把握する。
がんと診断された時、どのようながんなのか、治療方針はどういったものがあるのかなどの説明があります。
動揺して頭が真っ白になり、何も覚えていないという人が多いのですが、わずかでもいいので、説明の内容をメモをとるなどして残しておくと、後で確認する時に役立ちます。
メモをとったりする余裕がないときには、家族や親しい友人に一緒に来てもらうのも良いでしょう。
説明内容をメモしてもらうだけでなく、そばにいる安心感で、気持ちの落ち着き方が違ってくるはずです。
説明のとき、聞いておきたいことや知っておきたいことは予め用意しておくと良いでしょう。
自分で聞けないときには、付き添いの人に代わりに確認してもらうこともできます。
・がんの種類。
・がんの進行度。
・今後受ける治療、治療による考えられる副作用。
・治療による効果(痛みの軽減や、生存日数の増加など)。
・今までの生活にどこまで影響がでるのか。
これらのことを1回の説明時にいっぺんにきくのは難しいかもしれません。
少なくとも2点は確認できると良いでしょう。
一人で抱え込まず、話せる仲間や闘病経験談を読む。
がんになってしまった辛さ、苦しさを吐き出す機会というのはなかなか得づらいものです。
家族や友達に話したくても変に気遣われたりするかもしれないと思い、話せない人のほうが多いのではないでしょうか。
がんの闘病は、体力以上に気力、頑張ろうという気持ちが非常に重要です。
インターネット上にある闘病経験談のブログや、SNSで同じ体験をした人、がんの人が集まるコミュニティなどを探して思いを話し合う場を持ってみましょう。
仕事のことや家庭のこと、日常生活のことなど、不安なことに対する体験談が経験者を通して知ることができるはずです。
そういったときは、あなたの経験談を話して安心させてあげてください。
仕事について前向きに相談することも重要
がんになったからといって仕事を辞めないといけないということは決してありません。
会社によってはサポートをしてもらえることもあります。まずは相談してみませんか。
参考がん患者が仕事を退職、転職する前に知って欲しいこと。さいごに
がんと診断されると、仕事のこと、今後の生活のことで頭が真っ白になると思います。
自分だけで何もかも抱え込もうとしないで、積極的に周りに協力を求めていきましょう。
国の相談センターなどもあります。
どんどん利用していってみてください。
そうすることで考え方が前向きになったり、治療への意欲が出てくるなど、プラスの結果がおのずと出てくるはずです。
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