小児がんの最期に家族ができること。(数日/数時間)

愛する我が子が小児がんで最期を迎える時、家族には何ができるのでしょうか。
小児がんの最期に家族ができること。(数日/数時間)
娘を白血病で失った経験を元に、小児がんの最期に家族ができることを書き残していこうと思います。

小児がんの最期の兆候

小児がんの最期に家族ができること。(数日/数時間)

  • 呼びかけに反応しなくなる。
  • 心拍、呼吸がとても速くなる。

お子さんの場合、痛みを抑えるケアがとても大切になるため、末期になると眠らせている状態になることが多いです。

また、脳に二酸化炭素がたまり、意識が混濁することもあります。

呼びかけに反応しなくなる。

この時期のお子さんは呼びかけに対する反応が薄くなったり、うわごとを言うようになることがあります。

薬によって眠っている場合も呼びかけへの反応がほとんどなくなります。

我が子の可愛い声がきこえなくなることは、親として身を裂かれる思いです。

もう一度声をききたい、もう一度笑って欲しい、笑顔がみたい…何度思ったでしょうか。

しかし、反応がなくても、周囲の音や声は最期のときまで聴こえています。

励ましの言葉、優しい言葉、そばにいるよと声をかけ続け、安心させてあげてください。

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心拍、呼吸がとても速くなる。

安静にしているのに、まるでマラソンをしているかのように心拍、呼吸がとても速くなります。

この心拍と呼吸がゆっくりと速度を落としていくことで臨終に向かっていく事が多いといわれています。

家族や会わせたい人を呼ぶ最後の機会の目安となるようです。

急変することもある

小児がんの最期に家族ができること。(数日/数時間)
小児がんの場合、急変が起こることもあります。

私の娘の場合は、最期が近づくと意識が不鮮明になり、ぼんやり眠っていることが多かったのですが、薬を使って静かに眠らせてあげる前に、心停止を起こし急変してしまいました。

心臓マッサージをしていただきながら亡くなりましたが、今でも「もっと安らかに逝かせてあげたかった」という心残りがあります。

急変は、家族の心の覚悟(いつまでも覚悟なんてできませんが)の猶予を与えずに大切な人を奪っていく悔しいものです。

娘の闘病記はこちらです。
娘の闘った日々を書き残しました。
>>小児がん闘病記~白血病発病から最期まで~

家族ができること-体験談-

最期を迎えるお子さんに対して、家族ができることはいくつかあります。

  • 笑顔で接し続ける。
  • 手足をさすりながら声をかけたり、歌を歌ったりする。
  • 同じ時間を共有する。

臨終のその瞬間まで、聴覚は残っているといわれています。

たとえ反応がなくても、声を出して励まし続けること、優しい言葉をかけて手足をさすり続けることが大切です。

同時に、近いうちに我が子が旅立つという現実を少しずつでも受け入れる心を作っていかなければいけません。
(これは非常に難しいことです)

我が子が旅立ったことを悲観するだけでなく、辛い苦しい闘病生活で、我が子が残してくれた思い出、優しさ、言葉を少しずつでも思い出せるようになってください。

すぐにはできないでしょう。数ヶ月、数年かかるかもしれません。しかしながら、お子さんが残したのは悲しい現実だけではないはずです。

私の場合、娘が旅立って一周忌を迎えるころまで放心した日々を送っていました。

「このまま悲しみにくれていても娘が天国で心配する」「娘に誇れる父親でありたい」そう思えるようになるまでにはかなり時間がかかりました。

頭ではわかっていても、娘がいない現実が、毎朝起きるたびに「今までのことは夢だった」とならないかと思っていました。

立ち直るのは時間がかかります。時間がかかっても良いのです。

娘の笑顔や楽しかった日々が思い出されるようになったのは数ヶ月たってからでした。

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