小児がんを告知するタイミング、年齢と意味-体験談を通して-

我が子が小児がんや白血病になったとき、それを子どもに伝えるのか、伝える時はどのようなタイミングで伝えれば良いのか。
小児がんを告知するタイミング、年齢と意味-体験談を通して-
告知と言っても、お子さんの年齢、理解力、成長ステージでタイミングもかなり変わってきます。

今回は小児がんを告知するタイミングや、年齢、告知の意味について、体験談を交えて書いていきます。

小児がんを告知する意味

小児がんを告知するタイミング、年齢と意味-体験談を通して-
小児がんをお子さんに告知することで、得られる意味はこれらのことがあります。

  • 家族、医療スタッフ一丸になって病気について思いを共有できる。
  • お子さんが自身の症状を正しく理解して、治療に前向きに取り組むことができる。
  • 治療や検査への子どもの協力が得やすくなる。
  • これから行う治療や、体調の変化に戸惑うことなく対応できるようになる。

お子さんが自身の病気をしることで、それまで、どんな治療をするのか、どんな体調変化が現れるかわからず戸惑うことが少なくなり、治療に対して前向きになってくれることが期待できます。

お子さんの不安を最小限にして、本人の協力を得ながら治療が継続できるようになることは、ご家族の精神的にも心強いでしょう。

小児がんの告知のタイミング

小児がんを告知するタイミング、年齢と意味-体験談を通して-
小児がんを我が子にどのタイミングで告知するかは、お子さんの年齢、成長ステージによって大きく変わってきます。

あくまで一例ですので、参考になさってみてください。

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幼児から小学校低学年への告知

幼く、すべてを理解するのは難しい年齢です。

「おなかに悪い虫がいるから退治しようね」

「がんばっておなかの悪いオニを倒そうね!」といった抽象的な言葉で治療に取り組んでもらうほうが、受け入れやすいでしょう。

しかし、幼いから何もわからないだろうという考えは絶対に良くありません。

お子さんはどんなに幼くても、周囲の空気や両親の表情から、自分のおかれている状況を察しようとします。

それをしっかり認識した上で向き合ってください。

小学生中学年以上

小学校中学年以上になると、髪の毛が抜ける、薬の種類(自分で検索する)などで、自分の病気を察するようになります。

病気の話題について避けたり、「どうせ治らないんだ」とネガティブな発言をする場合もあります。

家族が病気について触れないことに対しての不信感が芽生えることも可能性としてはあります。

医療スタッフや家族で相談して、告知を行うかを慎重に判断してください。

告知といっても、ただ病名を伝えて、現実を教えただけでは不十分です。

どういった治療をするのか、将来への不安や、治療に対しての不安がないかをひとつひとつじっくり話し合ってください。

病名を伝えるだけではかえって不安にさせるだけです。告知後のフォローをしっかり行う体勢を作りましょう。

告知を受けた子供の反応(予想)

小児がんを告知するタイミング、年齢と意味-体験談を通して-
あくまで筆者の娘や、闘病仲間、その後交流した小児がんの親御さんから話をきいて、予想しまとめたものです。

【プラス面】
・病名を知ることができて、スッキリした。
・先生と両親に「絶対治るからね」と言われて、心から安心した。
・何のために入院しているのかがわかってよかった。

【マイナス面】
・(それまで)教えてくれなかった両親や医師に不信感が芽生えた。
・もっと早く知りたかった。
・心の準備ができる前に告知されてしばらくショックだった。

告知により、お子さんの心がどう揺れ動くのかは、告知の方法や時期、タイミングによっても左右されます。

大切なのは「絶対治ること」「医師も家族も前向きにがんばる気持ちでいること」をしっかり伝えることです。

我が子への小児がんの告知-管理人の体験談-

小児がんを告知するタイミング、年齢と意味-体験談を通して-
娘が小児がん(白血病)になったときはまだ幼稚園で、小学校低学年でこの世を去ったため、病気についてのはっきりした告知は行われませんでした。

同時に、当時はがんの子供に告知をすることはかわいそう、残酷であるという考えが根強く、子供に告知をするという考えもほとんどなかったのも事実です。

しかし、告知をしていれば、娘は闘病生活をもっと前向きに送れたのか、意味をもって毎日をおくれたのかもしれないと考える時もあります。

何かの病気なのだろうけれど、病気がわからない、入院が必要だから入院しているという認識くらいしか娘は持つことはなかったと思います。

ある日娘が突然きいた「わたしのびょうきは、なんなの?」という答えを、曖昧にしたこと、きちんと向き合わなかったこと。

今でも後悔しています。

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