娘が白血病で永眠してから1年を迎えた丁度この時期に妻と書いていたノートがありました。
振り返りながら書き残していきます。
年月が経つのはこんなに早いのに、家族の時間はとまったままです。
小児がん/白血病で逝った娘へ
>>小児がん闘病記~白血病発病から最期まで~
娘のMakiは元気だったら、この春から小学2年生です。
どんな女の子になっていたのかな?
相変わらず男の子と遊ぶのが好きなのかな?
走り回るのが大好きで、でもおしゃまさんなところもある可愛い可愛い女の子。
でも今はもう全く想像ができません。
登下校時にみかけるMakiの同級生をみても、そこから娘の姿を想像することができません。
逆にピカピカの小学生をみかけると、Makiを思い出して涙がでてしまいます。
私の知っているMakiは小学1年生だったから。
治療を断念し、思い出を沢山作った最後の2ヶ月
Maki、この桜みえてますか。
桜の下、新しいランドセルを背負ったぴかぴかの笑顔のあなたを思い出します。
でももうあなたはいません。
あなたのいない桜はとても悲しくみえます。
治療がこれ以上できないと言われて、最後の入院前の元気だった2ヶ月間、たくさんたくさん色々なところにいったね。
東京ディズニーランドや、従兄弟のお兄ちゃんたちとのお泊り会、大好きな焼肉もいっぱい食べたね。
あの2ヶ月は何物にも変えがたい日々でした。
いや、Makiがいた日々そのものが宝石のような宝物でした。
周りは「もう1年」というけれど、私にとっては「まだ1年」です。
時間の感覚すらありません。
Maki、最期の日、震える手で私の手を握り返してくれた時、何が言いたかったの?
お父さんは、それを思い出すたび切なくなります。
言いたいこといっぱいあったよね、やりたいことも、行きたいところもいっぱいあったよね。
何より、こんなに早く天国にいきたくなかったよね。
お父さんもお母さんも、こんなに早くMakiと離れたくなかった。
天国でたのしくやっていますか
これからの人生、Makiといた時間より、Makiのいない時間が長くなることが耐えられない。
当たり前になることは、慣れることに似ているというけれど、当たり前にはならない。
ずっとずっとMakiのことを想っています。
お父さんとお母さんがそばにいく日まで、天国でお友達と仲良く遊んでください。
いっぱい走り回って神様を困らせているかもしれませんね。
Makiがくれた思い出と笑顔を胸に、前向きに生きていこうと思います。
でも思い出して泣いちゃうときもあるかもしれません、ゆるしてね。
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