末期癌の患者さんを自宅で看取るために知ってほしい3つのこと。

末期がんの患者さんを在宅で看取るということは見守る側にとってはとてもつらいことです。

末期癌の患者さんを自宅で看取るために知ってほしい3つのこと。

住み慣れた我が家で、家族に見守られながら最期を迎えたいという患者さんはとても多いです。

患者さんの希望に沿う看取りに際し、家族ができること、知ってほしいことをお話します。

看取りのときを迎えるにあたって。

看取りの時がせまってくるにあたり、家族にできることは限られてきます。

自宅で看取る際に、心に留めておいて欲しいことを書き記していきます。

  • 在宅での看取りはシビアであることを覚悟する。
  • 手足をさすりながら優しく語り掛ける。
  • 医師(往診医)や介護ヘルパーの助けを借りる。

在宅での看取りはシビアであることを覚悟する

自宅での看取りは「素晴らしいことだ」「患者さんは幸せな最期だったね」と言われますが、現実は、そんなに「素晴らしい」ことばかりではありません。

想像以上にシビアです。

辛いこと、嫌なこともたくさん経験するかもしれません。

自宅で看取ると決めて、患者さんを連れて帰ってきたその日から、実生活と看護の生活の両立が待っています。

自分の時間はろくにないかもしれません。

そして何より、刻一刻とに変化していく患者さんの容態と真正面から向き合わなくてはいけない辛さは想像を絶するものです。

愛する人が少しずつ最期へ向かっていく姿、苦しむ姿を、間近で見続けなければなりません。

それが「自宅で看取る」という事です。

看取るご家族も無理をしすぎないよう、しっかり心積もりをして、受け入れなければなりません。

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手足をさすりながら優しく語り掛ける

人の臨終の瞬間、最期まで残っている感覚は「聴覚」といわれています。

たとえ、反応がなくても、声を出せなくても、周囲の音や家族の声は旅立つその瞬間まで患者さんの耳に届いています。

手足を優しくさすりながら「今までありがとう」「がんばったね、おつかれさま」「愛しているよ」と感謝の言葉を伝えましょう。

聴きなれた音楽と大好きな家族の声を聞きながら、患者さんは安心して旅立つことができるはずです。

医師(往診医)や介護ヘルパーの助けを借りる

末期癌の患者さんを自宅で看取るために知ってほしい3つのこと。
自宅で看取ると決めたとはいえ、家族だけで看取るのは非常に精神的にも肉体的にも大きな労力となります。

我慢や無理をせず、主治医や担当医や公共の相談センターに自宅介護の相談をされてみてください。

たとえ週2回でもヘルパーさんがきてくれることは、家族にとって大きな助けになります。

終末期の訪問医療では家族へのメンタルケアもなされるようです。

まとめ

看取りとは「素晴らしいこと」ですが、それだけではありません。

支える家族の尽力がなければ達成することができないものです。

特に愛する人が日に日に衰弱していく様子をみるのは耐え難い苦痛です。

自宅で看取ることについて、しっかり心積もりをしていただきたく思います。

悔いの無いお別れができますように。

※看取りについては、こちらでも書いていますのであわせてご覧下さい。
参考■末期がんの看取り方(在宅/病院)-悔いのないお別れのために-

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