小児がんの長期療養の子どもの心のケアについて知ってほしい3つのこと。

小児がんの治療は数ヶ月に渡る長期入院や長期療養を必要とする場合が多く、お子さんは学校にいったり友達と遊ぶ機会が制限される生活が続くことになります。

小児がんの長期療養の子どもの心のケアについて知ってほしい3つのこと。

お子さんが抱える精神的なストレスを軽減する心のケアが非常に重要です。

今回は小児がんの長期入院/長期療養における子どもの心のケアについて実体験を交えて書いてみます。

小児がんの子どもの心のケアについて

長期入院中の子どもたちは、遊び盛りの時期を、病院という特殊な環境と普段経験しない治療、検査、投薬を通して過ごすことになります。

それまで遊んだ友達と会ったり、お気に入りの公園に行くことも難しくなり、子どもの心には大きなストレスになります。

小さなお子さんほど、「なんでこんなことをしないといけないの?」「どうしてぼくだけ痛い思いしないといけないの?」とふさぎこむことが多くあります。

面会で大好きなお父さん、お母さん、兄弟と会う機会が限られているのも大きなストレスです。

少しでも闘病生活を前向きに、楽しく取り組んでもらうために心のケアをすることが重要です。

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小児がんの子どもたちの心のケア

小児がんの長期療養の子どもの心のケアについて知ってほしい3つのこと。

  • 子ども主体の入院生活を意識する。
  • これから起こる症状や治療を嘘偽りなく伝える。
  • 子どもの前では笑顔と前向きな発言を意識する。

小児がんは治療や入院など、親御さんと医療スタッフで方針を決めることが大半です。

しかしお子さんが病状を理解し、これからどういった治療が行われるかを理解、納得しているかは非常に重要です。

前向きな治療と入院生活は治療成果にも良い影響を与えます。

「子どもだからまだわからない」と思い込まず、お子さんの目線にたって、できる範囲で説明するようにしましょう。

子ども主体の入院生活を意識する

小児がんの長期療養の子どもの心のケアについて知ってほしい3つのこと。
病気だから、かわいそうだからといって特別扱いをするのではなく、普段と同じようにお子さんと接しましょう。

着替えや身の回りのことなど、自分でできることはできるだけ自分でさせるようにしましょう。

治療状況や体調によっては一人でするのが困難になってくるものもあります。

お子さんの自主性を尊重しつつ、看護師や両親で介助しましょう。

小児がんになった娘は、いつもつけている点滴の管が絡まないよう、いつの間にか上手に着替えができるようになっていました。

教えたことはありませんでしたが、いつの間にか自分で点滴の管を引っ掛けたりしないよう上手に脱ぎ着していたのを思い出します。

自分でできることはできるだけやらせる、普段どおり接する。

それは退院後、元の生活にスムーズに戻るためにも大切なことです。

入院生活が不憫だから、かわいそうだからと、必要以上にあれこれ世話を焼くのはお子さんの精神成長にとって好ましいことではありません。

これから起こる症状や治療を嘘偽りなく伝える

小児がんの治療そのものは、お子さんの希望や決定どおりにはなりません。

しかし、これからどういう治療をする、どういうことが起こるということを嘘偽りなく教えることは、お子さんにとって覚悟と安心感に繋がります。

「髪の毛が抜けるかもしれないけれど、また生えてくるから、治療の間がんばろうね」「吐き気がするかもしれないけど、お薬あるから我慢しないで教えてね」など、これから起こることを事前に伝えることで、お子さんの心に余裕と大丈夫だ、元に戻るんだという安心感が芽生えます。

参考小児がんを告知するタイミング、年齢と意味-体験談を通して-

お子さんの年齢や成長ステージにあわせて、理解できる範囲で説明をすることは、親子の関係を良好に保つ上でも大切です。

子どもの前では前向きな発言と態度を意識する

子どもは大人の表情や態度に非常に敏感です。

何が起こるかわからない中、大好きなお母さんお父さんが不安そうな顔をしていると、お子さんは非常に精神的に不安定になります。

できるだけお子さんの前では笑顔と前向きな態度を意識してとるようにしましょう。

「退院したら~しようね」「退院したら~へ旅行に行こうね」と退院後の楽しみを話してあげることは、治療への前向きなモチベーションになります。

お子さんのために前向きな発言や態度を繰り返していくことで、親御さんの心も少しずつ前向きになっていくことも期待できます

まとめ

たとえすべてを理解できないとしても、小児がんであっても、お子さんが自分の病気を知り、納得して治療と入院生活を送ることは非常に重要です。

何も知らないまま、様々な治療や痛みに直面するより、予め説明されて納得しているほうが心構えや、がんばる気持ちが違ってきます。

お子さんの「どうして入院するの?」「どうして病気になったの?」といった小さな質問にできるだけ親身に、前向きに答えてあげてください。

お子さんのがんばる姿に、親として気づかされることも多いはずです。

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