小児がんの家族のケアと看護について経験者が語る知っておきたいこと。

愛する我が子ががんになってしまったとき、そのお子さんはもちろん、家族も大きな衝撃を受けます。

小児がんの家族のケアと看護について経験者が語る知っておきたいこと。

闘病生活にはいる子供にどう接していけば良いのか、思うように学校に行けない、遊べないいらだちを家族に向けるお子さんも多くいます。

我が子が小児がんになってしまったとき、末期がんであったとき、家族ができることを書いていきます。

小児がんの家族のケアについて

小児がんと家族のケア

がんという診断を受けたことで、我が子を失うかもしれないという恐怖が心を占めてしまった人も多いことでしょう。

がんの告知を受けた後、治療方針の説明がほとんど耳に入らなかったという家族も多いのではないでしょうか(私がそうでした)。

もっと早く気づけなかったのか、何が良くなかったのか、がんに生んでしまった罪悪感で辛い気持ちでいっぱいになるでしょう。

「がん」の恐ろしさを認識していない子供に比べて、親のほうがショックを受けて体調を崩したり、寝込んでしまったりという場合も多くあります。

治療の時は付き添いの大変さはもちろん、苦痛で泣き叫ぶ我が子の姿に胸を締め付けられるような思いを沢山します。

私自身も娘が「助けてえ 助けてえ」と泣き叫ぶたびに、「大丈夫 すぐに治るよ!」と言ってそばをうろうろするしかなかった無力さに何度も涙しました。

辛い時は我慢せず、医療者やがん支援センター、小児がんの家族の会といった周囲に助けを求めましょう。

「子供に申し訳ない」と思わずに、支援の手をどんどん借りましょう。

そして少しでも前向きになって、がんばっている我が子の前で少しでも笑顔をみせて安心させてください。
小児がんの家族のケアと看護について経験者が語る知っておきたいこと。

おかあさん、おとうさんの笑顔はお子さんの最高の特効薬です。

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小児がんになった子供に説明するとき

小さい子供でも、親や周囲のただならぬ雰囲気から、自分に大変なことが起きているということを感じ取ることがあります。

小学生以上になれば「がん」というものがどういうものか、大きな病気なんだと感じ取る子供も少なくありません。

体調が思わしくない中、これから病院でやらなければいけないこと、自分の体に何が起こるのかわからないと不安でいっぱいになります。

寝つきが悪くなったり、それまで言わなかったわがままを言って困らせるようになったり、自分の整理がつかない気持ちを本人なりに昇華、表現しようとします。

子ども自身が「治したい」という自覚を持って、納得して治療に臨めるようにするために大切なことは、「うそをつかない」ことです。

「~ちゃんはこういう病気なんだよ。治療しなきゃいけないんだよ。でも治療したらきっと治るから、みんなでがんばろう」と、病気であること、根拠がなくとも、「治療したらきっと治ること」をしっかり伝えてあげてください。

大好きなお父さん、お母さん、家族が支えている、がんばろうという気持ちが、子ども自身に「治したい、がんばりたい」という気持ちを持たせてくれます。

小児がんの子供の兄弟のケアについて

小児がんの家族のケアと看護について経験者が語る知っておきたいこと。

子供が小児がんになると、その子のことばかりかかりきりになり、兄弟が寂しい思いをするケースが非常に多くあります。

兄弟が大変な思いをしていることをわかっていても、病気の子どもだけが大事にされているように感じてしまい、両親や周囲に対して注意を引くような言動や、行動がでてくることがあります。

理解できる範囲で病気のことやこれからついて、医師や両親が兄弟にしっかり説明をしておくことが大切です。

病院によっては面会時間や、面会の年齢制限がある場合がありますが、可能なかぎりあわせたり、電話で会話ができるように配慮してあげてください。

兄弟に会える機会を作ることは、闘病を頑張っているお子さんだけでなく、帰りをまつ兄弟にも非常に良い影響を与えます。

兄弟へのケアについてはこちらでさらに詳しく書きました。あわせて読んでください。
■小児がんの兄弟/きょうだい支援と遺伝の関係について

まとめ

娘ががんになったときのショックは今も覚えています。

告知を受けて、待合室横のキッズルームで看護婦さんと楽しそうに遊んでいる娘が、がんだなんて信じられませんでした。

それから辛い闘病生活を娘はがんばってくれました。

親として何もできませんでしたが、あの時こういう心積もりでいればよかった、こう娘に話せばよかったという後悔はあります。

そんな後悔をする人が一人でも減るよう願っています。

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