「父が大腸がんになったので私も遺伝するかもしれない」「親戚にがん患者が多いのでがん家系だ」という言葉をきいたことはありませんか。
がんを抑制する遺伝子のメカニズム上、結果的に遺伝しやすいがんがあります。
しかし、家族ががんになったからといって、がん家系だと思うのは間違いです。
正しいがんの遺伝のメカニズム、遺伝しやすいがんについて知っておきましょう。
遺伝しやすい3つのがんと、がんの遺伝のメカニズム
遺伝しやすい、つまり遺伝リスクの高いがんは、大きく分けて3つあります。
「大腸ガン」「乳ガン」「前立腺ガン」が遺伝しやすいがんだといわれています。
これらのがんを抑制する「がん抑制遺伝子」の異常が子孫に遺伝するため、結果的に3種のがんになりやすいといわれています。
特定のがんに対する免疫力が低いと思っていただければよいでしょう。
親戚や家族にこの3つのがんになっている人がいるときは注意が必要です。
特にそれらのがん検診に力を入れて、早期発見と早期治療ができるように心がけましょう。
がんが遺伝する確率
遺伝しやすいといわれているがんの遺伝する確率は実際は10%程度といわれています。
その他は食生活や飲酒、喫煙といった生活習慣などの外的要因によるものが大半です。
家族はどうしてもライフスタイルが似てしまうので、肥満や喫煙、食生活などのリスク要因も高まり、同じがんを発病しやすくなるという理由もあります。
家系的にがんが多く、不安という人は積極的にがん検診を受けておきましょう。
仕事が忙しくて検診の時間がないという人は、自宅にいながらできる検査キットを受けるだけでも全然違います。
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(それでも最低年1回は通院による検診を受けてください)
まとめ
遺伝しやすいがんは「大腸がん」「前立腺がん」「乳がん」といわれています。
これは上記のがんの抑制遺伝子の異常が遺伝するため、遺伝しやすくなるといわれています。
遺伝によってがんが発症する確率は実は余り高くなく、食生活や生活習慣でリスクが高まっている場合がほとんどです。
今一度自分の生活を振り返って、リスクを下げる努力をしてみませんか。
塩分を取り過ぎない、お酒やたばこの量を少しずつ減らしていく、適度な運動を意識して日課に取り入れる。
地道な努力が5年後、10年後の健康に繋がります。
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