家族ががんになってしまうと、「私もがんになりやすいのかな」「がんは遺伝するものもあるときいてしまった」と不安になることはありませんか。
がん検査を受けてみたいけれど、なかなか時間がとれないという人も多いと思います。
がんの検査キットは信頼できるものなのか、使い方について解説します。
検査キットはあくまで目安
がん検査キットはあくまでもスクリーニング検査です。
がん検査キットでは、病名の特定までを100%完全に行うことは出来ません。
がん検査キットの種類や信頼性、検査精度ではなく、そういう仕様になっています。
がんのリスクがあるかどうか、因子をもっているかはキットでわかりますが、確定診断は病院の精密検査が確実となります。
がん検査自体はとても簡単です。
自分はこの検査キットを取り寄せて検査しました。
>>KENSA.BIZの郵送検査キット
ここに決めたのは、色々な検査キットを扱っている中でも特にわかりやすかったのと、妻を診てくれた医師が勧めたというのがありました。
実際に取り寄せてからは簡単でした。
自宅に届いて、手順に従ってキットを使って返送するだけだったので、届いてから投函するまで1時間程度で終わりました。
2種類のがんについて思うところがあり、両方検査しました。
費用も1万円弱と安かったのもいいですね。
多くの検査キットが出回っていますが、血液を1~3滴採取して検査する方法が多いようです。
※がんの部位によっては尿の場合もあります。
がん検査キットが自宅でできる事の問題点
がん検査が忙しい人でも自宅でできるというのは非常に画期的で便利です。
それまでがん検査に行けなかった人が、がん検査に目を向け、検査を受けるというひとつのきっかけになってくれるでしょう。
しかし、自宅で気軽に検査ができるということは、反面で病院という専門機関へ自分で行く機会を減らす懸念があります。
個人が検査を行うことで精度にも若干のブレが出ることも否めません。
キットの結果はあくまで目安として捉え、定期的に病院で検査を受けることを強く推奨します。
妻に使っていればという後悔
共働きで多忙だった私夫婦は、妻が市町村で推奨されているがん検診にも行っていなかったことを知りました。
「行く時間がないから」
「今仕事で大事なところだから」
「予約とってもいけるかわからない」
と妻は笑って、がん検診を受ける機会をスルーしていました。
娘を小児がんで亡くしたからこそ、「がん」そのものから遠ざかりたいというのもあったのかもしれません。
せめて検査キットだけでもやってもらえれば、発見した時「末期がん」であることは避けられたんじゃないかと、後悔は今もずっとあります。
もっと強く勧めるべきだった、いやそれ以上に休みを無理にとらせてでもがん検診を受けさせるべきだったと強く後悔しています。
がん検診していれば、妻はまだ私のそばにいてくれたかもしれません。
この後悔を私は一生することになります。
まとめ
検査を受けるがんの種類によってもかわってきますが、仕事が忙しくて病院を予約する時間が取れない、でも不安だからやれることはやりたい、といった人にはオススメです。
とりあえずキットでリスクの有無を確認して、結果次第で病院に行くといった使い方もアリなんじゃないかと思います。
30歳以上になったら、検査キットに関わらず、何らかのがん検診を受けましょう。
病院での検査も必ず受診してください。検診なしで過ごすことは非常に危険です。
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