家族がガンになったら絶対してはいけないこと、言ってはいけない言葉。

家族がガンになったとき、励まして元気付けようと行ったこと、かけた言葉が逆に患者さんを傷つけることがあります。

家族がガンになったら絶対してはいけないこと、言ってはいけない言葉。
患者さんは周囲からの言葉や働きかけに、非常に敏感になっています。

私が実際に声をかける家族の立場で体験してきた、がん患者さんにしてはいけないこと、言ってはいけない言葉を紹介します。

がん患者にしてはいけないこと

がん患者にしてはいけないこと

  • 名医の診断を強く勧めること。
  • 食事療法や民間療法を押し付けること。

どれかひとつでも「やらなきゃ」「少しでも力になりたい」と思った人はいるのではないでしょうか。

しかし、患者さん本人が自分で探して望まない限り、強く勧めてはいけません。

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名医の診断を強く勧めること

名医の診断を受けたいけれど、名医の診察は予約が埋まっており、すぐに診てもらえる保障はありません。

※セカンドオピニオンは大事だと思います。

予約すらとれず、診察を受けられないケースもあるのです。

名医の診察を受けるのに費やした時間の間に、何かしら治療ができたかもしれない…そういう後悔も起こりうるのです。

食事療法や民間療法を押し付けること

食事療法や民間療法はそれ自体は悪くありません。

規則正しい食事や正しい民間療法は、症状の進行を緩やかにすることもあります。

しかし、中にはビジネス目的のあやしいものもあります。

悲しいことに「わらをもすがりたい患者さんと家族の気持ちに付け込んで大金を巻き上げようとする」人もいるのです。

本当に効果があるのか、しっかり見極める必要があります。

食事療法や民間療法を患者さん本人が望んでいるなら別ですが、第三者が押し付けることはやめましょう。

本人が望んでいる形で、治療を受けてもらうこと。これが一番大切です。

良かれと思って勧めた事が、患者さんの心を深く傷つけることもあります。

勧める前に本人がそれを望んでいるのか、周囲の自己満足にならないかをよく考えてください。

がん患者に言ってはいけない言葉

家族がガンになったら絶対してはいけないこと、言ってはいけない言葉。

  • 「意外と元気そうだね!」
  • 「私も検診うけないと。」
  • 「あなたが頑張っているから私も頑張ります。」
  • 「あなたと同じようなケースを知ってるの。」
  • 「必ず良くなるよ」といった希望を持たせる言葉。

どれもうっかり言ってしまいそう、言ってしまったという人も多いのではないでしょうか。

私はがん患者だった妻にうっかり言って非常に悲しませてしまったことがあります。

体験談を交えて解説します。

「意外と元気そうだね!」

「意外と」という部分にグサリとくると妻は言っていました。

がん患者は元気なのが「普通じゃない」のかと、元気そうにしていたらいけないのかと。

捉え方もありますが、患者さんはどうしてもネガティブな捉え方をしてしまいます。

あまり使って欲しくない一言です。

「元気そうで安心した!」といった、安心したことを前に押し出した言い方のほうが相手を傷つけずに済むでしょう。

「意外と」という言葉は特に意識なく使ってしまいがちですが、これを機会に気をつけるようにしてみてください。

「私も検診受けないと」

妻の妹が、妻の前で言った言葉です。

流石にその場にいた私(夫)もちょっと…、と言ったのを覚えています。

妹さんは何が失言だったのか、ピンとこなかったようです。

検診を受けていたら変わったかもしれない結果、娘の死によって遠ざかっていた検診。

いかにも他人事という感じがして、「戻れるものなら私も検診を受けて早期発見したかった」と、妹が帰った後泣いていました。

「あなたが頑張っているから私も頑張ります。」

妻曰く「誰かがそうしてるから頑張るものではない。私の頑張りは命がかかっている」と。

頑張る意味と重みが患者とそうでない人の立場の違いではっきり出てしまう言葉です。

闘病している姿をみて「私も頑張ろう」と思うことは悪いことではありません。

しかし、患者さんの前で口に出すのは避けたほうが良いでしょう。

「あなたと同じようなケースを知ってるの。」

同じがん、同じような症例の人は多くいるでしょう。

しかしながら、二人として同じ症状を持つ患者さんはいないので、似たケースの患者さんの話をするのは止めましょう。

同じようにみえても、患者さんからしたら「ぜんぜん違う」「一緒にしないで欲しい」と落胆、憤慨のきっかけになる場合があります。

仮に、患者さんの方から、似たケースの話をききたいと望んだのであれば話してあげて下さい。

「必ず良くなるよ」といった希望を持たせる言葉。

根拠の無い、希望を持たせる言葉は、かえって患者さんを傷つけることがあります。

お医者様が言っている治療状況や説明がすべてです。

あまりに根拠の無い前向きな言葉や「絶対」「治る」といった言葉は逆効果となることが多いので慎みましょう。

まとめ

どの行動、言葉も、ガンじゃなければスルーできる言葉のようにもみえますし、患者さんに何かしてあげたいと思って色々な治療法や療法を探して紹介することもあるでしょう。

でもその「良かれと思った行動、言葉」が患者さんの心を深く傷つけることがあります。

それは患者さんにとっても、家族や周囲にとっても悲しいことです。

その一言、その行動をする前に、今一度相手が受け止めたらどう感じるかを想像してみてください。

患者さんにとっては綺麗事にしかうつらない場合もあるのです。

※がん患者へのお見舞いにあたりNGポイントをまとめました
チェック!絶対NG!がん患者のお見舞いでやってはいけないこと。

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