末期がんのモルヒネを使うのはいつからか。余命との関係。

末期がんの痛みを取り除く薬のひとつとして、モルヒネという薬があります。

末期がんのモルヒネを使うのはいつからか。余命との関係。

モルヒネ=麻薬というイメージがあり、あまり良いイメージはありませんが、強い痛みを伴うがん患者さんの治療には欠かせないものです。

今回はどういったタイミングでモルヒネを使うのか、余命との関係を書いてみます。

モルヒネとは

末期がんのモルヒネを使うのはいつからか。余命との関係。
処方される鎮痛剤の中でも特に強力な鎮痛剤です。

麻薬の一種で、特定の資格がないと処方できない薬です。

多くは癌患者の疼痛(とうつう=痛み)の緩和として利用されています。

がんの激痛は一般的な鎮痛剤では鎮痛効果が得られず、症状に応じてモルヒネが処方されます。

量によっては意識レベルが落ちて眠ったままの状態になったりします。

痛みを感じず最期を迎えたい、迎えさせてあげたいという患者さん、家族にとって、「眠るように亡くなる」ことができる薬といえます。

点滴や飲み薬、貼り薬、座薬と、患者さんの状態に応じた形で処方されます。

スポンサーリンク

モルヒネはいつ使うのか

モルヒネはがんの激しい痛みを緩和する薬です。

がんの進行や症状に限らず、強い痛みを患者さんが訴えた時に、量を加減して処方されます。

副作用として、ぼんやりしている、うとうとしている時間が増えるといった寝ていることが多くなるようです。

家族としては一日中患者さんが痛みを訴え苦しむよりは、痛みがとれてゆっくり眠る時間が増えるほうが安心感が大きく、この薬はとても価値あるものでした。

モルヒネ=麻薬=怖い、危険というイメージが強く、使うことをためらう患者さんやご家族が多いですが、モルヒネは、がんの強い痛みを取り除く特効薬です。

参考末期がんの痛みと鎮静剤で眠らせることの大切さ-私のがん体験談-

過度の痛みは我慢するものではありませんので、お医者さんに相談して使っていきましょう。

大切なのは患者さんにとって痛みなく快適な毎日を過ごせるようにすることです。

モルヒネと余命の関係

末期がんのモルヒネを使うのはいつからか。余命との関係。
モルヒネはあくまで「鎮痛剤」です。

がんの痛みや苦痛を取り除くのが目的の薬です。

したがって、モルヒネを使ったから余命がこのくらいになった、余命はこれくらいであるという判断や問題にはなりません。

処方された量によっては意識や呼吸が低下して停止するという場合もあるようですが、モルヒネは余命に関与しない、余命によって使うタイミングを計る薬ではないことを覚えておいてください。

あくまで痛みを取り除くこと、ペインコントロールのためです。

ですので、患者さんが痛みを常に感じている、強い痛みを訴えている場合は「麻薬」という言葉にしばられず、積極的に利用していっても良いものです。

主治医の診察、判断に従い、痛みのない生活が送れるように家族でバックアップしましょう。

まとめ

末期がんの妻にモルヒネを処方する時は、事前に調べていたので、妻が強い痛みを訴えると同時にお医者さんに相談して処方していただきました。

少しずつ使う量が増え、最期には眠っている状態がほとんどでしたが、痛みを訴えなくなったのは家族にとっても安心感のあるものでした。

がんに対する治療と痛みの緩和ケアは両立すべきであると考えます。

がんを治すことではなく、がんの痛みをほぼゼロにすることが末期の患者さんの一番の治療です。

コメント