がん患者の家族のストレスとうつ病について。

がん患者の2割から5割弱がうつ病になるといわれ、患者さんを支える家族もうつ病に罹患するといわれています。

がん患者の家族のストレスとうつ病について。

私の場合は妻はうつ病にはなりませんでしたが、家族である私が妻の逝去後にうつ病になりました。

精神的、経済的に患者と家族に大きな衝撃を与えるガンはうつ病を誘発しやすい病気です。

今回は患者の家族がうつ病になった、なりそうな時はどうすればいいのかを経験談を交えて書き記します。

がん患者の家族を襲うストレスとうつ病

がん患者の家族のストレスとうつ病について。

家族ががんになり、治療や介護、再発の恐れや不安、経済的な問題などのさまざまなストレスが患者さんだけでなく、家族にも襲い掛かります。

闘病中の治療生活、療養生活、介護サポートの疲れだけでなく、患者さんの逝去後の喪失感や悲しみで残された家族は毎日を無気力に過ごすようになり、仕事や生活もままならない、「うつ状態」に陥ることがあります。

がんは身体的以上に、精神的に患者さんと家族を蝕んでいく病気なのです。

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うつ病の症状

【精神的な症状】
・気分が落ち込む。
・何をする気力もない。
・身だしなみやおしゃれに関心がわかない。
・些細な決断ができなくなった。
・人と話すことが面倒になった。

【身体的な症状】
・何を食べてもおいしくない、食事が面倒。
・疲れがずっと残っている。
・ずっと眠れない。
・息苦しさ、倦怠感。

こういった症状に当てはまる部分があれば、うつ病かも知れません。

うつ病は自覚しにくい病気です。

こういった変化がでてきたときや、周りの人に指摘された時は病院にいきましょう。

周囲がわかるくらい表面化しているときは、自身の自覚以上に重症化している場合があります。

精神的な病は自覚することが非常に難しいので、指摘されたらないがしろにせず受診することをおすすめします。

がん相談支援センターや、相談所に相談にいく

闘病中の患者さんや家族が、自分たちの悩みをほかの人に話したり、病気のことを打ち明けたり、経済的なことを相談したりするのは難しいものです。

その内容の深刻さ、重さゆえ、家族以外に打ち明ける事はしたくないという人も多く、それだけに一人で抱え込んでしまうのです。

抱え込んだ先に「うつ病」などの深刻な病気を発症するリスクが高まります。

こんなときには最寄の「がん相談支援センター」を利用しましょう。

患者さん、家族の抱える悩みや、がんに関する専門的な相談に対応してくれます。

基本的に無料で利用することができます。

私は妻の逝去後、何もできなくなり仕事もミスの連発ばかりでした。

同僚からも「お前おかしいぞ?」といわれるくらいミスが多かったのです。

でも仕事そのものにやりがいを感じなくなり、仕事のミスに何も感じなくなっていました。

今思えばこの時点で非常に危険だったと思います。

休日は部屋にふさぎこむようになっていました。

それを見かねた妻の姉が一緒に相談センターに連れて行ってくれたのが、自分がうつ状態であったことを知るきっかけとなりました。

その後、カウンセリングを重ね、少しずつ精神的な社会復帰をとげることができました。

がん支援相談センターとは

がん患者の家族のストレスとうつ病について。

  • とにかく話をきいてほしい。
  • 経済的に不安がある。
  • 家族として心配、不安を打ち明けたい。

がん相談支援センターとは、がんの病気や治療、療養生活について、あらゆる相談を受けられる施設です。

具体的な相談だけでなく、心のケアや家族の支援なども行っています。

とにかく話をきいてほしい

がんと診断されたとき、将来を悲観したり、何も考えられなくなったりするでしょう。

がん相談支援センターでは、家族や友人に胸のうちや気持ちを打ち明けられず、ひとりで抱え込んでしまっている方の相談に乗ってくれます。

誰かに話をきいてもらいたい、身近な人には心配かけるから放したくない、といった人はがん支援相談センターに相談にいってみましょう。

話すだけでも気持ちはやわらいできます。

少しでも落ち着いたら、今後のことや、治療方針、療養について話をして、少しずつ前に進んでみましょう。

経済的に不安がある。

仕事を休んで治療を受ける中で、医療費や生活費などの経済的なことで心配になったり困ったりすることがあるかもしれません。

がん相談支援センターでは、利用できる公的な支援制度や手続きの方法に関する情報を提供してくれます。

必要に応じて受けられるサービスなどを提供、もしくは斡旋してくれるので患者さんも家族も経済的な不安を軽減した上で治療に専念できるようになります。

経済的な不安があると、治療に気持ちを傾けることが難しくなります。不安を取り除くためにも、公的な支援制度を利用してみましょう。

家族として心配、不安を打ち明けたい。

がん患者さんの家族がうつ状態に陥ってしまうことは、少なくありません。

家族も患者さん本人と同じように悩んだり、不安を抱えたりしているのです。

がん相談支援センターでは、家族からの相談も受け付けています。

家族だけでも利用することができますので、一人で抱え込む前に相談するようにしましょう。

がん患者さんの家族の周囲の人へ

がん患者の家族のストレスとうつ病について。
がん患者さんがいる家族の仕事仲間や趣味仲間さんには、その人の気持ちや心の変化を気にしてあげてください。

急に会話が少なくなった、無気力になっているといった変化が見られた場合は、ご自身が相談にのってあげたり、早めに最寄のがん支援相談センターなどに行くように勧めてください。

家族ががんになった人、がんで家族を失った人は一人で悩みを抱えていることがとても多いです。

特にがん患者さん本人に比べ、家族が悩んでいる事は周囲は気づきにくいのです。

ちょっと声をかける、食事に誘って話をきくだけでも全然違いますので、該当する人は心に留めてください。

まとめ

がん患者さんと家族はうつ病にとてもかかりやすいです。

放置すると家族で共倒れになりかねません。

うつ病やうつ状態は症状にもよりますが、薬で抑えられることもあります。

悩みは抱えていても解決しません。

まずは最寄の相談センターに頼りましょう。

頼ること、迷惑をかけてしまうことを気にしてはいけません。

カウンセリングを受けることは決して恥ずかしいことではありません、一緒にがんばりましょう。

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